Vol.31 グラフで見るシアリスのコツ

今回はシアリス(一般名:タダラフィル)の服用方法に関するコツをご紹介します。
長時間作用型のED治療薬であるシアリスは、服用後の血中濃度の推移が他のED治療薬(バイアグラ、レビトラ)と大きく異なります。一般的に、薬物の作用の強さは、その血中濃度に比例しますので、血中濃度の推移は効き目の推移と言い換えることができます。
以下にシアリス服用後の血中濃度の推移をしめしたグラフを掲載しました。

シアリス血中濃度グラフ(10mg錠、20mg錠)
シアリス血中濃度グラフ(10mg錠、20mg錠)

(各プロットはそれぞれ内服後0、0.5、1、1.5、2、3、4、8、16、24、48時間)

グラフを見ていただくとシアリスの血中濃度のピークは内服後3時間付近に現れることがわかります。薬剤の消化吸収速度や体格(循環血漿量)、併用薬剤、連日服用などによってピークのタイミングやその高さは変動しますが、おおむね1時間半~8時間後にもっとも強い効果が期待できます。即効性が特徴のレビトラと比べると、ピーク時に達するまでの時間は概ね2倍程度ですが、ピークの時間帯が3倍以上確保されますので、一度効きはじめれば時間的な融通が利きやすいというシアリスの特徴がグラフからも読み取れます。

この効き方の特徴を利用したおすすめの服用方法としては、食事の30分ほど前にシアリスを服用していただき、パートナーと食事やお酒を2~3時間程度楽しんでいただいた後、性行為に臨んでいただくというものです。これですと、空腹状態でシアリスを消化吸収することができる上、効果がピークに達するまでの時間をパートナーとゆっくり過ごすことができます。ただ、ひとつ難点としてはパートナーにフラれてしまったら、せっかくの薬効が無駄になってしまうことですが。。。

また、ピーク時の効果には劣るものの、一般的に血中濃度が50~60μg/Lあれば十分な効果が期待できますので、翌日再トライできるのもシアリスのいいところですね。