Vol.33 グラフから読むレビトラ服用のコツ

レビトラ(一般名:バルデナフィル)は最新の短時間作用型ED治療薬として当院でも非常に人気の高いお薬です。前回のコラム、グラフから読むシアリス服用のコツではシアリスの血中濃度グラフを見ながら、シアリスの効き方の特徴、服用方法のコツについてお話ししましたが、今回はレビトラの血中濃度グラフについて見ていきましょう。一般的に、薬物の作用の強さは、その血中濃度に比例しますので、血中濃度グラフの推移は効き目の推移と言い換えることができます。

レビトラ血中濃度グラフ(10mg錠、20mg錠)
レビトラ血中濃度グラフ(10mg錠、20mg錠)
(各プロットはそれぞれ内服後0、0.25、0.5、0.75、1、1.25、1.5、2、2.5、3、4、5、6、8、10、12、16時間)
臨床薬理、34(1)197S(2003)より作図

まず、服用してから45分で効果のピークに達するレビトラの即効性がグラフの急峻な立ち上がりから見て取れます。おおむね20分後から3時間後までが血中濃度の高い、強い効果を発揮する時期で、その前後の効果はピーク時と比べて1/4程度にとどまっています。切れ味鋭いレビトラの“即効性と短時間効果”が鋭利なグラフとして表れています。ただ、ピーク時の効果には劣るものの、1μg/L程度までは十分な効果が期待できますので、10mg錠で5~6時間後程度、20mg錠で8~10時間後程度まで効果が期待できます。
このようなレビトラの効き方の特徴から、おすすめの服用方法は、とりもなおさず性行為の寸前(30分前程度)に内服するというものです。「飲めばすぐ効く」レビトラの特徴を最大限活かす方法ですが、食後の服用になる場合が多いため、食事の内容に気を付ける必要がでてきます。脂っこい食事と混ざると吸収が悪くなるのがレビトラの弱点ですので、脂っこい食事を控えめにしていただくことが最大のポイントになってきます。万一、脂っこい食事を摂ってしまった場合には、効果が半減するのを見越して、強いほうのお薬(20mg錠)を服用するのも一つの手ですね。