Vol.47 心筋梗塞と脳梗塞、そしてED

心筋梗塞とは心臓を栄養する血管が詰まって、心筋が壊死してしまう病気です。脳梗塞は脳の血管が詰まって脳細胞が壊死してしまうことです。どちらも、原因としては動脈硬化が大きな割合を示します。
どちらも一度、発症してしまうと重大な後遺症を残す可能性があるため、早期発見、早期治療が大事になってきます。もちろん、発症自体を予防することが最も大事です。
実はEDの症状が、心筋梗塞と脳梗塞発症のサインであることは意外と知られていません。
血管の太さは各組織によって、まちまちです。脳近辺の血管は5㎜程度、心臓近辺の血管は3㎜程度の太さに対して、陰茎の動脈は1~2㎜程度と非常に細いのです。
つまり、動脈硬化によって血管の中が狭くなっていくと、まず血液の流れが悪くなりやすいのが陰茎の動脈というわけです。その後、次第により太い心臓や脳の血管も血液の流れが悪くなり、心筋梗塞、脳梗塞へと進んでいくわけです。
ですからEDになったら、心臓や脳についても検査やケアを考えれば、その後の病気を予防できる可能性があります。
EDは単なる勃起障害というだけでなく、男性の全身状態を評価するサインの一つとしても非常に重要なのです。
ただし、比較的若い方で、特に高血圧や糖尿病、高脂血症、喫煙などのリスクがないような方は、動脈硬化性のEDというよりは、過労やストレスが原因の現実心因EDである場合がほとんどなので、過度な心配は不要です。