Vol.19 タバコとED

喫煙は血管内皮障害をおこし、心筋梗塞・狭心症や脳血管障害のリスクファクターであることはよく知られています。
しかし、喫煙はそれだけでなく、EDになる可能性も上げると考えられています。
ある報告によれば、喫煙者のED罹患率が40%であるのに対して、非喫煙者は28%と有意な差を認めたとのことです。
タバコの量が増えれば増えるほど、EDになるリスクが上がっていくという報告は多く、吸えば吸うほどEDになっていくと考えられます。
では、喫煙者がEDになった場合、禁煙をすればEDは改善していくのでしょうか?
4500人の退役軍人を対象とした横断研究によると、昔は吸っていたけど今は吸っていないという人の方がEDの確率が低かったとのことです。この結果は間接的にEDに対する禁煙の有効性を示したものかもしれません。実際にヘビースモーカーのED患者に1か月禁煙させると、陰茎の硬さと膨張度が速やかに改善したという報告もあります。しかし、禁煙してもEDが改善しなかったという報告もみられ、まだ完全に結論は出ておりません。
ただ、若い時期の禁煙はEDを改善させる可能性が高いようです。
少なくとも禁煙がED治療に対して有害である可能性はないため、EDで悩んでいる場合、積極的な禁煙を考えてみてもいいでしょう。
現在は条件さえ満たせば、飲む禁煙治療薬チャンピックスを用いた禁煙治療を保険適応で行うことも可能です。渋谷三丁目クリニックでも更に効果的なED治療を推進するために、2011年より禁煙外来を開始する予定です。禁煙外来の詳細についてはホームページ上で随時更新していく予定となっております。