Vol.35 週刊現代の若年性EDに関する取材

週刊現代2011年3月26日発売号の若年性EDに関する記事で当クリニックの古市昌之副院長のコメントが紹介されました。記事題名「あゝ、27歳にして勃たず」

以下引用。

~~渋谷にあるED治療専門「渋谷三丁目クリニック」の古市昌之・副院長を訪ねてみた。「そうですか、あなたもですか」という古市副院長の言葉に、早速衝撃を受けることになる。「あなたも」とはどういうことか。
「当院でも最近、20代の患者が増えています。昨年は20代の患者が全体の2割にもなりました。30代も入れると5割近くになります」
ED治療に来る患者の約半分が30代以下とは驚きである。全国的な統計はまだとられていないそうだが、都内の複数のクリニックに取材すると、20代の患者数は軒並み2~3割はいるという。EDの患者は潜在患者も含めて約1000万人いると言われているが若年性ED患者は少なくとも数十万人はいるのではないか。自分が特別でないことを知り、ちょっと安心もするのだが。
「まずは自分のEDの程度を知る必要があるでしょう」と古市副院長。「6つの評価方法がありますが、IIEF‐国際勃起機能スコアが日本ではもっとも普及しています」
~中略(以下EDの原因に話題が発展)~
(EDの原因と考えられる仕事のストレス・過労以外に)他に原因があるのかもしれない。もう一度、前出の古市副院長に相談してみた。「若い人の場合、性的なコンプレックスや悩みがEDの原因となっている場合があります。たとえば、パートナーを気持ちよくしたいという義務感や、セックスが上手くいかなかったことでそれがプレッシャーとなり、そのストレスが勃起の妨げとなっていることがあります」
 ED治療薬が普及する前のED治療では、こうした性的な悩みを取り除くことが重要と考えられ、セックスの前戯の練習を行ったり、パートナーと一緒にカウンセリングを受けるなどの治療が行われていたという。「ラクな治療法でないので、診療の最中に泣き崩れてしまう人もいたほどです」。古市副院長はこう説明するが、なにか性的な悩みがあるのでは、と言われてハッとした。確かにセックスは得意ではない。というか、あまり好きではないのだ。
~中略(記者個人の性的な悩みについて話題が発展)~
「繰り返しますが、若い人の場合、セックスに対する嫌悪感や、セックスに関するコンプレックスがEDにつながることが多い。たとえば、早漏なんかもEDの原因のひとつですよね」「早漏ですか。大いに思い当たる節があります……」「実はEDと早漏には密接な関係があるのです。海外では『早漏は行動関連型のEDの原因のひとつ』と認識され、研究の対象となっています。早漏治療をしたり、性的な不安を取り除くことがあなたのED治癒につながるかもしれません」~~

若年性EDの増加傾向について上記記事の補足ですが、日本では、1995年に行われたED調査で20~44歳で2.5%。1998年に「成人男子の性に関する調査委員会」が行った調査では30-34歳で約5%、35-39歳で約4%と報告されています。また、2002年に慶応大学泌尿器科が行った調査では20代で1.8%、30代で2.6%、40代で8.6%と報告されています。

上記3調査が行われた1995~2002年では若年者のED発症率は大きく変動していないように見えます。ただし、近年の若年者のEDクリニック受診状況などから、若年者のED患者が増加傾向にある可能性は高く、今後の調査に注視する必要があります。
若年性EDの増加要因に関して、詳しくは次回コラム 若年性ED患者は増加している? でご紹介します。