Vol.41 シアリス錠の1日1錠 定期服用法 ~その2~

前回のコラム、シアリス錠の1日1錠定期服用法 ~その1~で、シアリス錠の定期服用がアメリカや欧州では行われており、良好なED治療効果を残していることをお話ししました。

今回は、シアリスの一日一錠の定期服用法がED治療のみならず、血管内皮細胞の保護作用(血管年齢を若く保つアンチエイジング作用)持つことについてご紹介します。

シアリス錠のもつ、血管年齢を若く保つアンチエイジング作用についての研究は、近年急速に進んでいます。これは2007年から2008年にかけてEUやアメリカで低用量のシアリス錠の定期処方が承認されたことによるところが大きいと考えられます。実際の臨床現場で多くの患者さんが毎日服用する中で、血管の老化や循環器疾患のリスクをシアリスによって下げられることがわかってきました。
シアリスのアンチエイジング作用は血管の内側を覆っている血管内皮細胞が産生する一酸化窒素(NO)の産生量をシアリスが増やすことで発揮されます。このアンチエイジング作用は定期服用をやめた後も少なくとも2週間はその効果が持続することが知られています。シアリスの薬効成分タダラフィルは4~6日程度で完全に体から出ていきますので、定期服用をやめて4~6日目以降も一酸化窒素(NO)の産生量が増加したままなのは血液中のシアリスの直接的な効果ではなく、長期間のシアリス定期服用によって血管内皮細胞が一酸化窒素(NO)を産生する能力(血管の若さ・弾力を保つ能力)を取り戻したことを意味します。これはシアリスを服用していた期間とその後の一定期間、動脈硬化を予防し、進行を遅らせたと言えます。
たった2週間と思われるかもしれませんが、いままで「その場限りの効果、薬が切れれば元通り」と思われていたED治療薬が、実は少量ずつ長期間にわたって定期服用することによってペニスの血管をはじめ、体中の血管に「持続的な若返り効果・持続的なED改善効果」を及ぼすことが証明されたことはED治療にとって特筆すべき進歩です。しかも「シアリス長期服用の後、最低2週間の持続効果」とご紹介しましたが、この場合の長期服用とは4週間程度の期間をさします。より長期間服用した場合、服薬をやめた後もEDの症状を根本的に治療し、動脈硬化の発症を遅らせる可能性が期待できます。
血管内皮細胞の健全性を評価する指標としては、

  • 上腕動脈や陰茎海綿体動脈の血流依存性拡張能(FMD:follow-mediated dilation)
  • 血液中のendothelin-1濃度
  • 血液中の炎症性タンパク(CRP)濃度
  • 血液中の血管細胞接着因子(VCAM:vascular celladhesion molecule)
  • 血液中の細胞間接着因子(ICAM:intercellular celladhesion molecule)
  • 血管内膜と中膜の厚み(IMT:intima-media thickness)

などが知られていますが、シアリスの定期服用によっていずれも有意な改善が報告されており、服用を終了してからもその効果が持続することが知られています。このようにさまざまな角度、さまざまな検査結果からシアリス定期服用が血管内膜機能(血管内皮細胞の機能)を改善することが裏付けられています。

本邦では低用量の剤型としてシアリス5mg錠が承認・製造されており、安全に服用することができます。当院ではシアリス5mg錠を1錠1400円で扱っています。シアリス5mg錠の一日一錠定期服用をご希望の方は、事前にフリーダイヤルまたはお問い合わせフォームにてご相談ください。直接ご来院いただいても在庫の関係でご希望の錠数をお渡しできない場合がございますのでご注意ください。

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参考文献
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