Vol.93 性行為自体の体への負担とは?

「バイアグラは心臓に悪いんですか?」「なんだかバイアグラを飲むのが怖いんですが…」
など、いろいろな質問を受けることがあります。バイアグラ、レビトラ、シアリスなどのED治療薬は動脈硬化を予防し、アンチエイジング効果があるし、肺血管抵抗を下げるのでむしろ心肺機能が上がるし、体にいいとさえ言えると思います。
バイアグラの発売当初に噂された性行為中の死亡リスクについて、まだ負のイメージが残っているんだなと考えさせられます。
実際は、バイアグラが心臓発作を誘発して性行為中に問題を起こすという考えは否定されております。問題なのは心臓がもともと悪い方にとってはED治療薬よりも性行為自体の負荷が強いためと言われています。
では実際は性行為の運動負荷とはどの程度のものなのでしょう?
運動のきつさは運動強度という言葉で表現されます。運動強度の単位はMETs(Metabolic equivalent)というもので、1METsとは安静時における単位時間当たりの酸素摂取量/体重1Kgを表します。つまり、安静にしている時を1として、ある運動をしたときにその何倍の酸素を必要とするかで運動のきつさを評価するということです。
ちなみに運動強度は以下のようです。

平地を時速4.8km/hrで歩行(少し早歩き):2METs
平地を自転車で16km/hrでサイクリング:6~7METs

どうでしょう。イメージが少し湧いたでしょうか?
では性行為はと言いますと…

性行為(オルガズム前)2~3METs
性行為(オルガズム後)3~4METs

小走りくらいの感じでしょうか。この運動強度表示に賛成の方も納得がいかない方もおられると思いますが、あくまで一般論です。
ちなみにですが、子供と遊ぶのは4~5METsだそうです。かなりハードに遊ぶ設定になってますね。
いろいろなスポーツや家事などもそれぞれMETsで評価されていますので、参考にしていただければと思います。


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