渋谷三丁目クリニックで扱っているジェネリックバイアグラは東和薬品のシルデナフィルOD錠50mgVI「トーワ」のみでしたが11月21日より富士化学工業のシルデナフィル50mgVI「FCI」も加えることになりました。
この2剤の違いは東和薬品のほうはOD錠、つまり水なしで飲める口腔内溶解錠でありレモンやコーヒーなどフレーバーが選べるというのが特徴です。ある意味従来のファイザー製バイアグラを改良した一歩踏み込んだジェネリックバイアグラと言えます。
しかしながら、剤形などが従来のバイアグラと比べて大きく変わることから見た目から受ける精神的な効果や内服後のフィーリングなどの違いを心配して価格が安いにもかかわらずバイアグラから変えたがらない患者様もいました。
一方、富士化学工業のジェネリックバイアグラは東和薬品と異なり徹底的にコンサバな作りとなっています。特徴的なブルーをそのまま使用し、剤形も一緒、添加物も含めて成分もファイザー同様、溶けやすさや血中濃度の推移なども極めて類似しておりまさに完全コピーのようなジェネリックバイアグラとなっています。
見た目や効果のフィーリングを心配する患者様にとっても非常に乗り換えやすい薬となっています。東和薬品製、富士化学工業製のどちらが優れいているということではなくメーカーがそれぞれの特色を持ったジェネリックバイアグラを作っている点がいいと思います。
そして患者様の選択肢が広がったという点がジェネリック発売後もっとも良かったことなのではないかと感じています。
今後、どの程度後発品を採用していくかはわかりませんがいろいろと新しいものが出ることを期待しています。
シルデナフィル50mgVI「FCI」 |
シルデナフィルOD錠50mgVI「トーワ」 |
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