前回のコラムでは、バイアグラを連日内服することでアンチエイジングの可能性があることを紹介しました。しかし、このコラムでも何回も紹介していますが、そのような効果は既にシアリスで報告されています。しかも、一般にシアリスはバイアグラよりも副作用が少ないとされています…。
レビトラについては医学論文をまだ確認しておりませんが、バイアグラ同様の効果は期待できるような気もします。
では、一般的に若干副作用が多いと言われる(個人差はありますが…)バイアグラで、アンチエイジング効果が確認されたことは、どんなメリットがあるのでしょうか?
キーワードは「ジェネリック」です。バイアグラはファイザー製薬がパテント(新薬の独占販売権)を持っています。しかし、このパテントは2013年には切れるためジェネリックバイアグラが通常に日本国内でも処方可能になると思われます。そうすると、現在よりも割安に、バイアグラを購入できるようになるため、コストのことを考えると厳しかった連日投与法へのハードルが下がると考えられます。
実際に値段がどの程度になるかは現時点では不明ですが、アンチエイジングのみならず、単回投与では効果を得られにくいような難治性のED患者さんにとっても連日内服法は有益な治療オプションになりうる可能性もあります。
ちなみにジェネリックバイアグラについての情報も、今後このコラムでも紹介していく予定です。