男女雇用機会均等法以来、女性の社会進出が増え、働く女性が増えて、日本でも高収入の女性が増えてきたかもしれません。アベノミクスの第三の矢では女性の活用を力説しておりますので、今後は更なる高収入女性の増加が起きるのでしょうか?
共働きで世帯収入を上げることができれば、生活水準の向上が見込めますのでいいことづくめな気がします。
しかし、「男性は一家の大黒柱である」という社会的通念は古臭いと見なす現代の思想は本当に真の意味で浸透しているのでしょうか?女性の社会進出に対しては先進的とされるヨーロッパでは、それにまつわる衝撃的な研究が発表されました。
デンマークで共働きで夫婦間での収入格差がない集団を基準に、妻の方が高収入の群と夫の方が高収入の群に分けてED治療薬およびメンタル系の薬の服用状況について調べたそうです。
結果は妻の方が高収入の群では、よりED治療薬服用率が高くなったとのことです。特に、結婚前には男性が高収入であったが結婚後に女性の方が高収入になった場合はED治療薬服用率が上がったとのことです。
最初から妻の方が高収入であった場合には、結婚後もED治療薬の服用は増えなかったということからも、結婚後に所得が逆転された男性はEDになりやすいという結論でした。
メンタル系の薬の使用状況も妻の方が高収入だと増えていたそうです。
「男性は一家の大黒柱である」という考えは、残念ながら潜在的には今も生きているケースがあり、それが高収入の妻により否定されるとストレスを感じてしまうようです。
なんとも悲しいお話ですが、男性側に受け入れられる度量がないと高収入女性ともども不幸になりそうな気がします。
なかなか難しい問題ですが、女性が働きやすい環境を作っていくこと自体は間違ってないと思います。
とはいえ結果として少子化に拍車がかかってしまうのは考えものですが…。