遠隔診療・遠隔医療(いわゆるオンライン診療・診察)とは?
遠隔診療(いわゆるオンライン診療・診察)は遠隔医療とも呼ばれ、医療機関から離れた場所にいる患者さまに対して医師がインターネットなどの通信機器を使用して診療を行う行為です。英語ではTelemedicineと訳され、以前からオーストラリアやアメリカ、カナダなどでは僻地医療の一環としてテレビ電話やインターネットのビデオチャットなどを利用し、遠隔地の患者が都市部の患者と同等の医療サービスを受けられるよう制度化されています。
日本では平成27年8月10日に厚生労働省医政局長の事務連絡という形で「事実上、遠隔診療(いわゆるオンライン診療・診察)を僻地や離島の患者や特定の疾患の患者に限らず解禁する」通知が出されました。
遠隔診療に関する法律解釈が明確化されたことは画期的なことだったんですが、どういうわけか平成30年3月にオンライン診療の適切な実施に関する指針では初診は対面でおこなうことを強調するなどオンライン診療普及に対してネガティブな内容が強調されました。
オンライン診療には規制も多く、さらに初診対面診療が強調されたためやや下火になりかかっていたと思います。
しかし、令和2年4月にコロナウイルスの猛威によりオンライン初診が解禁されました。
当初は医師会などの反発も考慮してか時限的な措置という扱いでしたが令和2年10月9日にコロナ後もオンライン診療を初診も含めて原則解禁するということが河野規制改革相から発表されました。
今後は初診からオンラインで診察していい疾患の選別などが進んでいくと考えられます。
EDやAGAなどは問診、視診のみでほとんどの症例は診断できますので、オンラインで診断処方することに対して問題はないはずですが規制規制で骨抜き法案にならないことを祈っています。
今後の問題点としては本人確認などについてはさらにしっかりとした対応は必要になるでしょう。
法令を確認しつつ今後も患者様にとって利便性の高いオンライン診療を安全に提供していこうと思っています。
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