Vol.122 地方におけるED治療

当院の医師の中には時々地方でのED,AGA外来を行っている者もいます。

東京と地方都市ではED,AGA治療について何か違いがあるのでしょうか?

来院される年代の幅としてはそう大きくは変わらないと思います。
ただし、来院されるまでに数年など長い期間悩んでいた患者様は地方により多いような気がします。

理由の一つとしては単純にED・AGA治療専門クリニックというのがほとんどないということが挙げられます。
かかりつけの内科、整形外科、皮膚科などの開業医に相談したりすることも多いようです。
ある知りあいの整形外科開業医の話ではED治療薬の処方を始めたら想像以上に患者が来て驚いたとのことでした。
しかし、片手間に処方している開業医の中には明らかにEDに対する知識不足な医師もいるようで、適正な使用方法を教えていなかったため延々とバイアグラを食後に内服しているような方にも出会ったりします。
そのような患者様から薬が効かないのでなんとかしてほしいという相談を受け、服用方法を確認すると空腹時内服することを全く聞かされてないケースが散見されます。

あとは十分な用量を処方されていない場合もあります。ED治療薬は心臓に悪いという間違ったイメージを持っている医師もいまだにいるため、低用量過ぎて効いていないということもあります。
ED治療の基本は、少ない量から上げていくではなく、しっかり効くと思われる量から始めて効果がありすぎるようなら量を減らしていく、です。
多少効きすぎても性行為自体はできますが、不十分な効き目では全く意味がないからです。

地方におけるED治療に対する別のハードルとしては、地方都市だと知り合いに通院を目撃されるリスクが挙げられます。
東京と違い地方は基本的には車移動です。極端な話、少し目立つ車に乗っているとどこにいるかが住民にバレバレになるためデリケートな問題を扱う医院への通院に対してのハードルが東京より確実に高いと感じます。
そのような患者様にとっては遠隔診療でのED治療は非常によいオプションになると思います。
しかしながら、そのような患者様に遠隔診療を勧めてみても自宅への郵送やクレジットカードでの決済がネックになるようなので、決済の多様化やコンビニ受け取りなどができるとまた違ってくるかもしれません。


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