Vol.126 ザルティアはED治療薬として本当に有効なのか?

ザルティアは一般名がタダラフィル、要するにシアリスと同じものです。
シアリスがED治療薬として認可されているのに対してザルティアは前立腺肥大治療薬として認可されています。
ザルティアは適応を満たせば前立腺肥大治療薬として健康保険が使えるため、前立腺肥大症の患者様は保険治療でED治療も行える可能性があります。
前立腺肥大自体がEDのリスクファクターであることを考えると最高の前立腺肥大症治療薬と言えるかもしれません。
ザルティアは2.5㎎錠と5㎎錠の2種類があります。
前立腺肥大症としては毎日内服するため図らずも、シアリス低用量連日投与法と同じ効果が期待できます。
シアリスを5㎎程度の低用量で連日内服すると血管内皮機能が改善し一定期間継続するED改善効果が得られるという報告があります。
そう考えるとザルティアを連日内服するということはザルティアのED改善効果はかなりのものであるといえます。
ザルティアは連日内服しないと意味がないのでしょうか?
答はyesともnoとも言えます。
ある程度動脈硬化が進んでいるような人だと連日内服による血管内皮機能の回復が必要になると思います。
しかし、症状がそこまで強くない、若いなどの患者様にとっては副作用発生率を少し下げながら自然な感じでの効果を得られるというメリットがあります。
ザルティアがなくても性行為は可能だが内服することでよりストレスなく性行為が可能になるという状態の患者様も多いため、そのような場合は最適な薬になる可能性があります。
このような薬の特性からザルティアの効き目を電動アシスト付き自転車に例えることがあります。
「電動アシストがなくても目的地までは行けるけど、アシストがあった方がより快適に行けますよね。それと一緒です。」という説明は正鵠を射ているといえるでしょう。


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